2002年ソルトレイク五輪スノーボードハーフパイプ日本代表の橋本通代プロ。今季からラッキーバムス・スキートレーナーのアドバイザーとして活動していただくことになりました。以前からスキートレーナーを使っていたそうなので、使った感想や使い方の注意点などをお聞きしました。
仕事柄、“こどもと行くスキーガイド”をよく拝見していて、そこに、親子スキーに便利なアイテムとしてスキートレーナーが紹介されており、2010年頃から知っていました。
長女が5歳の時に、なかなかターンができず困っていました。スピードをコントロールしてあげたら、ターンすることに集中できるのではと思ったことと、姉の影響で、早くスノーボードを始めたくて仕方ない長男(当時2歳)にも使えるのではと思い、使い始めました。自分の子ども2人が実際に使用し、安全、楽しいことを実感できたため、 2016シーズンから実際に自身が主宰しているスクールでも使っています。
製品自体しっかりと作られているので、安心感がありました。スピードをコントロールしてあげることができたり、子どもと近い距離をキープすることができて、接触などから守ってあげることができるのがいいですね。
バックパックがついているのでリーシュを収納することができ、
ちょっとした小物を入れることができるのが便利です。
始めたばかりの子どもにとってリフトの乗り降りは不安で緊張する場面ですが、
グリップを掴んで補助することで、上手にリフトの乗り降りができるので安心です。
また、子どもが転倒した際に立たせるのが本当に楽なんです。
ハーネスの肩と胸の長さを調節できるので、2歳~6歳などの年齢差があってもしっかりサイズ調節して使えます。他の製品や、なわとび、犬のヒモなど、いろいろ試しましたが、斜面に対して、ボードをまっすぐにして滑る、ボードを横にして滑る、この両方をスムーズに操作できるのはスキートレーナーだけです。本来はスキー練習用の補助具ですが、リーシュを前後に着けることでスノーボードでも全く問題なく使えるのがいいところです。
まず、しっかりとハーネスのサイズ調整を行っていただきたいです。(命綱と同じなので。) スノーボードの基本ポーズを一緒に練習し、まずは保護者の方がスキーやスノーボードを履いていない状態で、操作の練習をして下さい。リフトに乗る時は、必ずバッグの中にリーシュを収納して下さい。(降りる時にリフトにひっかかるのを防ぎます。)ス ノーボードをされる保護者の方はヒールサイドサイドスリップの状態で引っ張るのが安全です。お子様が不意に転倒した際、お子様に覆いかぶさらないよう気をつけて下さい。あとは、お子様とのゲレンデクルージングを是非、楽しんで下さい!
リーシュ(コントロールロープ)が長すぎるかなあと思います。私は、手元の近くに結び目を作って少し短くして使っています。他には、リーシュ(コントロールロープ)やリュックなどのデザインやカラーに種類があるといいなと思います。
【PLOFILE】 橋本通代 はしもとみちよ
大阪府寝屋川市出身・軽井沢在住
2002年ソルトレイク五輪スノーボード ハーフパイプ日本代表/
SAJ公認FISジャッジ/高知県四万十市 観光大使/特定非営利活動法人CHILL理事
日本を代表とするキッズスノーボード キャンプ「KIRARA KAMP」を主宰するキッズ育成のパイオニア的存在。